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Vol.5

和楽器を用いた語句・表現

日本語には和楽器を用いた表現、語句がたくさんあります。
よく耳にするものから、あまり馴染みのないもの 様々ありますが、今回はいくつかご紹介したいと思います。

「三味線を弾く」
相手の話に調子を合わせる。また適当なことを言ってはぐらかし、相手に真意を悟らせない。

「三味線草」
春の七草でもあるナズナの異名。ぺんぺん草。

「琴線に触れる」
感動して共鳴すること。

「琴棋書画」(きんきしょが
琴と碁と書と画。昔中国で四芸と呼ばれ、尊ばれた余技。

「琴瑟相和す」きんしつあいわす)
大琴との合奏の音がよくあうことから、夫婦仲の良いたとえ。

「太鼓のような判を押す」
いわゆる「太鼓判を押す」ですね。絶対に間違いのないことを保証する。

「太鼓も撥の当たり様」
やり方によって相手の応じ方も違うことのたとえ。

「太鼓を叩く(持つ)」

相手や他人の話に調子を合わせる。あいづちを打ち、へつらって人の機嫌を取る、迎合する。

「笛吹けど踊らず」
手を尽くして誘い勧めても人がそれに応じない。


参考  講談社 日本語大辞典